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今年に入り震度5以上の地震が27回発生している。元日には最大震度7を観測した能登半島地震、今月8日には日向灘を震源とする最大震度6弱の地震が発生したことを受け、史上初めて「南海トラフ地震臨時情報」が発表されるなど、私たちがまさに“地震大国”と呼ばれる国で生活していることを思い起こす場面が増えている。とくに、地震が発生した際に大きな警戒が必要になるものといえば、東日本大震災でも甚大な被害をもたらした津波だ。
実は今、こうした津波が発生した際に、被害を最小限にとどめる対応策を導き出すための新たなシステムの開発が進められている。それが、AIを活用し仮想空間で津波が発生した場合の被害を再現する「津波災害デジタルツイン」と呼ばれるものだ。
いったいどのようなことを可能にするシステムなのか?津波の被害予測の現状と課題とは?南海トラフや首都直下型地震など、来たる巨大地震に私たちはどう備えれば良いのか?
開発に取り組む東北大学の越村俊一教授とともに、落合陽一が最先端研究と防災の未来に迫る。
ゲスト:越村俊一(東北大学災害科学国際研究所 教授 /「RTi-cast」最高技術責任者)
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