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【文豪を朗読】中島敦『山月記』  ナレーション七味春五郎  発行元丸竹書房 #190

Last updated 2024-04-27 18:00:03

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山月記は、中島のデビュー作であり、教科書に掲載されるなど、中島作品でも知名度が高い。教員時代に書かれており、当時人気のあった中島の文筆活動を助ける生徒もあり、山月記の清書などを行っていたというエピソードもある。  山月記の主人公李徴には、中島自身が投影されていると言われている。 ------------------------- 中島敦は、1909年(明治42年)に生まれた。父母は学校の教員であり、中島一家は、祖父であり、儒学者でもあった中島撫山の影響から、叔父らもふくめて儒学や漢文に親しむ環境にあった(もっとも中島は英語力も高かった)。 一方で、転校を繰り返したこと、父の再婚相手とも折り合いが悪かったことなどが、中島の幼少期に影をおとすことになった。 東京帝国大学文学部国文学科に入学するも、就職難の壁にあたり、祖父の門下生のつてを頼って、教員の道に進んでいる。中島は多趣味な男で、生徒からも人気があったらしい。 中島は教員時代も旺盛な執筆活動を行ったが、1940年頃から喘息がひどくなり、教員を続けられなくなってしまう。中島は、療養もかねて南洋庁に就職し、パラオにむかった。 ところが、パラオは雨が多く、中島の喘息は悪化してしまう。現地人に、日本の教育をおしつける仕事にも熱意をもてず、二年後には帰国を申し出ている。が、日本を離れていたこの期間に、中島の作品は文芸界で注目を浴びだしていたのである。 喘息と気管支カタルに苦しみながらも、光と風と夢を発表。芥川賞候補となる。落選こそしたが、注目をあびた中島には、仕事がまいこむようになり、ついに念願の専業作家の路に踏み出す。だが、わずか数ヶ月のちには、中島を苦しめ続けた持病は、ついにその命を奪ってしまった。  中島敦、33歳。最後の言葉は、 「書きたい、書きたい」 「俺の頭の中のものを、みんな吐き出してしまひたい」  であったといわれている。  中島敦の文学的評価はその死語に高まることになるが、本人がその名声を聴くことはついになかった。 ------------------------- ーーーーーSNSはこちらーーーーー ■Instagram □https://www.instagram.com/harugoro.shichimi/?hl=ja ■Twitter □https://twitter.com/4buyGc8edqzBJWJ ■Facebook □https://www.facebook.com/profile.php?id=100034341527479 ■Linktree https://linktr.ee/harugoroshichimi ーーーーー丸竹書房ホームページはこちらーーーーー ■https://marutakesyobou.com/  七味春五郎の著作を公開。Kindle版やPOD書籍の販売も行っています。  そのほか、雑学や歴史の記事を掲載してます。 -----七味春五郎の著作はこちら----- ■Kindle版「ねじまげ世界の冒険」 □https://amzn.to/2vji2Xe ■Kindle版「ねじまげ物語の冒険」 □https://amzn.to/38g4RoI ■Kindle版「人斬り甚右衛門」 □https://amzn.to/319X8as #中島敦の名作を合わせてみました#BGMカット版です