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AudioBookChannel  七味春五郎の音本【朗読時代小説版】

【人情朗読 山本周五郎】槍術編 詰め合わせ『足軽槍一筋/槍術年代記/足軽奉公/おまけ 青ベかをかう』 ナレーター七味春五郎 発行元丸竹書房

Last updated 2023-04-03 20:00:04

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山本周五郎の詰め合わせ、習作編!  山本周五郎の膨大な著作。いまだ未発掘の作品があるのでは?といわれている同先生ですが、  同じストーリーの作品をさらに、昇華させて書き改める、という試みをけっこうやっておられます。  今回は、昭和11年の足軽槍一筋、昭和12年の槍術年代記、昭和20年の足軽奉公をお届けいたします。いずれも、馬込文士時代の作品。 一、足軽槍一筋(生きている源八収録) 1937年(昭和12年)7月 『譚海』掲載作品。 「これからは大衆小説だけを書く」「講談雑誌へ出しても、中央公論にだしても、少しもおかしくないものを仕上げる」  こんなふうに宣言した周五郎先生。この年、三十遍をこす作品を発表しております。時代小説のみならず、怪奇小説、推理小説、現代小説と、ジャンルも多岐にわたります。「すぐれた武術はなく、すぐれた武人がいるだけである」という言葉もありますが、周五郎先生、文壇でこれを体現しようとしていたのかも、しれません。 ※この動画のAudioBookはすべて新たに撮り下ろしたもので、再利用コンテンツではございません。 ■登場人物の紹介 成田兵馬……足軽。槍術にすぐれた技量を持つ。 金井孫次郎……兵馬の親友。 金井孫兵衛……藩の槍術指南番。孫次郎の父。 近子……兵馬の妹。孫次郎の許婚者。兵馬と諸国を巡る。 相良藤右衛門……物頭役。 武林源兵衛……松代藩の御側役。 武林源之丞……源兵衛の子。傍若無人の乱暴者。 鈴木甚七……老足軽。 ■用語集 ■「一、足軽槍一筋」目次 0:00 「足軽槍一筋」一 5:40 「足軽槍一筋」二 12:20 「足軽槍一筋」三 18:15 「足軽槍一筋」四 25:28 「足軽槍一筋」五 二、槍術年代記 (艶書収録) 1938年(昭和13年)2月 『冨士』 掲載作品 大筋は、「足軽槍一筋」と変わりませんが、大幅に肉付けを行い、物語と人物に厚みをもたそうとしております。 昭和12年というと、前年の日中戦争に続いて国家総動員法が成立した年 。馬込仲間の尾崎士郎が従軍するなど(吉川英治も出征している)、時代背景も相まって、前作に続いて、友情そして血なまぐさい槍戟の作品に仕上げている。毎月二三遍の短編を発表している。【面白く書かなくてはいない。そして、真実でなくてはいけない】娯楽小説の中にも人間の真実の姿を描こうと、山本周五郎の習作とその苦闘はつづいていく。 ■登場人物 兵堂友右衛門……出羽国松山藩の足軽。士分と足軽の対立から親友を傷つける。 小夜……友右衛門の妹。孫次郎を密かに想っている。 寺沢孫兵衛……藩の槍術指南役。 寺沢孫次郎……孫兵衛の子。友右衛門の親友。 菊田勘太夫……御先手番頭。 島田伝十郎……高島藩横目役の倅。父親の権威をかさに無法を重ねる。 石川幹三郎……若侍。伝十郎の仲間。 女……宿「小むら屋」の女。友右衛門を何かと助ける。 岡村武兵衛……友右衛門の隣家の老足軽。 ■用語集 ■この動画の目次 32:41 槍術年代記 一の一 41:24 槍術年代記 一の二 45:46 槍術年代記 一の三 53:32 槍術年代記 二の一 1:00:28 槍術年代記 二の二 1:07:38 槍術年代記 二の三 1:14:29 槍術年代記 三の一 1:20:59 槍術年代記 三の二 1:27:34 槍術年代記 三の三 三、足軽奉公 (朝顔草紙収録) 1945年(昭和20年)1月 『講談雑誌』掲載作品。 昭和20年に一月に発表された作品。四十数年間に及ぶ作家生活を、戦前戦後でくわけすることができるが、前期二十年間、日本婦道記とともに書かれた短編作品一つ。 槍術年代記から八年がたった足軽奉公は、大筋こそ同じながら、 作家としの熟達をみせています。 人物の作品の奥深さは、たんなる肉付けに留まりません。 単なる友情物語に終わらない、忠義、人間の惻隠の情を細やかに描くものへと昇華しております、 昭和20年一月、空襲もただ中、原稿も不足する中で、少しでもよいものをと上達の道を歩みつづけた山本周五郎。頭が下がります。 このあと周五郎には、夫人の死、長男の不明と次々不幸が積み重なるのですが…… それはまた別のお話 山本周五郎にとって、その人生はすべて習作時代だったのかもしれません。 きよえ夫人は二月頃に発病、病の床につき、わずか二ヶ月あまりの闘病でなくなっております。前兆は胃痛のみ、膵臓ガンでありました。 三月の東京大空襲で、長男は行方不明。長女次女は疎開しております。自分が死ぬよりも痛烈な絶望、三才の幼子がいなければ、一緒に死んでいた、という悲しみ。 山本周五郎の「愛妻日記」の帯に、こんな文章が抜粋されております。 「妻よ、乞う、今しばし貧を許せ。必ず必ず余は成し遂げるであろうから」 「余の机の側で妻が午睡をした。眠っている妻の、あまりにやつれている有様をみて、涙を覚えた。余が今生き、書き、大きな何事かを為そうと企てているのは、唯我妻あるが故である。貧から、無気力から、失意から、いつも余を起き立たせるのは妻である。」 山本周五郎はこのとき、夫であり父であり、班長であり、そして作家であり続けた。玄関先で鉄兜をかぶって、配給減った原稿に筆を走らせる(減ったのは原稿だけでなく、雑誌も統廃合され、周五郎活躍の場は失われていった)。  妻子の為に生き残りたいと思い、その独善を嘆き、一枚でも多くよい作品を残そうと決意する。 ◆登場人物紹介 右田藤六……三春藩足軽。親友の鉄之助を傷つけ退身する。 汀……藤六の妹。鉄之助を慕う。退身した兄と諸国を廻る。 横井大学……槍術の師範。 横井鉄之助……大学の子。藤六とやむを得ず試合し傷つく。 秋田信濃守頼季……三春藩主。 槇山正左衛門……番頭役。 笹沼市蔵……足軽組頭。 飴屋の爺さん……藤六と木賃宿で同宿する。 庄さく……古蚊帳買い。 長尾甚之允……高島藩の足軽組頭。 忠秋……藩主の弟。お浜館主。藤六に関心を持つ。 足軽の老人……藤六の同輩。 ◆用語集 ■この動画の目次 1:36:04 足軽奉公 一 1:43:15 足軽奉公 二 1:49:11 足軽奉公 三 1:56:22 足軽奉公 四 2:03:38 足軽奉公 五 2:10:52 足軽奉公 六 2:18:15 足軽奉公 七 おまけ 青ベかをかう 若き山本周五郎の、浦安時代のお話。 2:30:26 青ベかをかう #山本周五郎 #朗読 #時代小説 #七味春五郎 ------------------------- 山本周五郎の長編はこちらです ■https://www.youtube.com/watch?v=HGjbhb2x0Tw&list=PLbLffmEwTDppcuNWBi9S2xE09KMYIqMhE 半七捕物帳はこちらです ■https://www.youtube.com/watch?v=iUobBtu-A4g&list=PLbLffmEwTDppu8wEkKJ4U1gfJyIrIuDVd 銭形平次捕物控はこちらです ■https://www.youtube.com/watch?v=Gsuof7S8mX0&list=PLbLffmEwTDprV6OWTzThbBxKDoeB6a5r_ ーーーーー丸竹書房ホームページはこちらーーーーー ■https://marutakesyobou.com/ わたしの本です ■https://amzn.to/38g4RoI ■https://amzn.to/2vji2Xe ------------------------- ■画像をお借りしています。 https://pixabay.com/ja/ https://www.photo-ac.com/ ■効果音、音楽をお借りしています。 https://soundeffect-lab.info/ http://www.hmix.net/ http://shw.in/sozai/japan.php https://amachamusic.chagasi.com/ https://otologic.jp/ BGM:Copyright(C)Music Palette http://www.music-palette.com/ ■青空文庫、山本周五郎作品他、著作権きれた文芸多数 https://www.aozora.gr.jp/