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七味春五郎の音本 〜人情朗読〜

【朗読】山本周五郎『武家草鞋 』 ナレーター七味春五郎 発行元丸竹書房

Last updated 2026-04-05 10:49:26

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字幕・ワイプ・アフタートークつき  新庄藩を去った浪人・宗方伝三郎は、世のなかに絶望して、深山にはいろうとしていた。  だが、心温かな娘と、老爺に助けられ、草鞋づくりを始める。  武家草鞋は評判になるが、商いの都合で「丈夫すぎるから弱く作れ」と求められ、伝三郎はまた、世の汚れに絶望する。  かたくなな青年武士の ■登場人物紹介 宗方伝三郎……元新庄藩士。藩主継嗣問題から潔く藩を離れる。 牧野市蔵……元郷士の老人で蝋燭作り。伝三郎を助ける。 いね……市蔵の孫娘。 柏屋彦兵衛……問屋の主人。 杉田五郎兵衛……新庄藩士。伝三郎の同僚。 戸沢内記正庸……新藩主。 ■用語集 叢林……ソウリン・樹木が群がって生えている林 半挿……ハンゾウ・液体をそそぐための管のついた小型の壺 哀史……アイシ・悲しい歴史 廉潔……レンケツ・清廉潔白なこと 富貴……フウキ・金持ちにして、身分が高いこと 卑賤……ヒセン・人として品位が低いこと。地位身分が低いこと 風雅……フウガ・みやびな趣のあること 乱離……乱離骨灰 蕩尽……トウジン・財産などを使い果たすこと 村童……ソンドウ・むらの子供 慚愧……ザンキ・心に深く恥じること 名利……ミョウリ・名誉と利益。それを求めようとする気持ち あけすけ……開けっぴろげで露骨なこと 廉直……レンチョク・心が清らかで、私欲がなく正直なこと ■「武家草鞋」目次 0:00 「武家草鞋」 一 7:26 「武家草鞋」 二 14:30 「武家草鞋」 三 22:40 「武家草鞋」 四 28:48 「武家草鞋」 五 37:08 「武家草鞋」 六 43:45 「武家草鞋」 七 53:17 「武家草鞋」 八 1:01:31 「武家草鞋」 九 1:05:16 アフタートーク ■「武家草鞋」と山本周五郎  山本曲軒は、本人が曲がっているのではない、と早乙女貢はいった。「周五郎は曲がっていない。余りにまっすぐ進むので、まわりが曲がらざるをえないのである。」    武家草鞋は昭和二十年「富士」という雑誌の十月号に掲載されました。その年の五月には、昭和五年からつれそったきよい婦人を膵臓がんでなくし、長女次女は学童疎開。長男は空襲下で行方不明と、実生活も貧窮していました。近所に住んでいたのが第二夫人となる「きん」さんで、その母のかねさんが、こまっている人がいるとほうってはおかない。空襲があると、病人と周五郎を防空壕に真っ先にいれてあげる(周五郎は防空壕なんて掘らない)、末っ子の徹はまだ小さい。夫人の亡くなった後は、空襲はますます激しくなる。防空壕で愛を育むなんてことはなかったようですが。  武家草鞋の宗方は、曲軒のもののふ版といったような人物で、その性格が直情すぎるあまり、まわりともうまくいかない。自分で納得いかなければ、まわりからも否定されるし、という毎日です。  主家を退転して、江戸へ出たものの、自らの期待する生活とはならず、死をのぞんで山里をさまよいますが、いねという娘に拾われて、といったお話。 #山本周五郎 #朗読 #小説 #音本 #時代小説 #睡眠 #作業 #bgm -------------------------