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■二十二巻
信長は伊丹、高槻、茨木の三城を包囲しつつも開戦を躊躇していた。彼はこの地域での戦闘を回避したいと願い、秀吉を頼っていた。秀吉は黒田官兵衛を説客として派遣し、平和的解決を図ろうとするが、官兵衛の行動が不明瞭で、信長の周囲では不信感が高まる。官兵衛の質子(息子)松寿丸を処刑するよう信長は命じるが、秀吉が現れ、巧みに信長を説得してその怒りを和らげた。秀吉は「羽翼を殺ぐ」戦略、すなわち敵の孤立化を図る策を提案し、信長の信頼を取り戻す。
信長の戦略、秀吉の知略、そして信長を取り巻く複雑な人間関係が描かれる。
信長の冷徹さと文化的野心、秀吉の柔軟な知略、そして官兵衛や半兵衛の忠誠心
戦国時代の現実が持つ非情さと、人間性の葛藤が色濃く描かれます。
■豊臣秀吉の生涯を描いた歴史小説で、1939年(昭和14年)1月1日から1945年(昭和20年)8月23日まで読売新聞に『太閤記』として連載されました。しかし、終戦に伴い連載は中断されました。その後、1949年(昭和24年)に『続太閤記』として中京新聞など複数の地方紙に発表され、1950年から1951年にかけて六興出版部から全11巻で『新書太閤記』として刊行されました。
■主題歌つきライブまとめ
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■新書太閤記再生リスト
https://x.gd/2SFJx
■この作品は、当初読売新聞に1939年1月1日から1945年8月23日まで、掲載されました。
以降の原稿は、「続太閤記」としていくつかの地方紙に掲載されました。前半の中断は、終戦が原因となったそうです。
日本の天下を統一した豊臣秀吉の生涯を昭和の文豪が描く!
■主要登場人物一覧
■織田家とその関係者
・織田信長
織田家の当主であり、天下統一を目指す武将。冷徹かつ理知的だが、感情の起伏も激しい。
・羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)
信長の家臣で、機転と知略に長けた人物。信長の怒りを巧みに和らげ、敵の孤立化を図る。
・黒田官兵衛孝高
秀吉の腹心の部下で、説客として派遣されるも、その行動が不明瞭で疑念を招く。
・松寿丸
官兵衛の息子で、信長の命により処刑されそうになるが、竹中半兵衛によって救われる。
・竹中半兵衛重治
信長の家臣であり、病身ながらも冷静沈着な判断を下す策士。松寿丸の処刑を遅らせる。
・柴田勝家
織田家の宿将。信長の怒りを恐れる重臣の一人。
・佐久間信盛
信長の家臣で、松寿丸の処刑を命じられ、半兵衛を詰問する役目を担う。
・明智光秀
信長の家臣で聡明な武将。丹波方面での反乱鎮圧を担当。
・滝川一益
織田家の家臣で信長に進言する老将。
・森蘭丸
信長の側近で寵愛を受けている若者。
■反織田勢力
・荒木村重
伊丹城に籠城し、信長に反旗を翻す武将。反織田勢力の中心。
・高山右近
荒木村重に従うが、切支丹信仰の影響で信長に降伏する武将。
・高山飛騨守
高山右近の父。荒木村重に忠誠を誓い、息子の裏切りに激怒。
・中川清秀
荒木村重の片腕だったが、信長に降伏する。
■宗教関係者
・オルガンチノ
イタリア出身の宣教師。信長の命で高山右近の説得を任される。
■その他の人物
・ゆう
竹中半兵衛の妹。病身の兄を看護する女性。
■目次
0:00 羽翼を殺ぐ
17:12 南蛮寺
31:20 有情・無情
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