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Harugoro Shichimi

【朗読】安吾捕物帳 『第一話 舞踏会殺人事件』坂口安吾著  朗読七味春五郎 発行元丸竹書房

Last updated 2025-04-07 20:00:46

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明治時代を舞台にした推理小説 政治的陰謀と複雑な人間関係が絡み合うミステリーです。 明治18~19年ごろ(1885~1886年頃)の日本を舞台にしており、文明開化の時代における政治的駆け引きが絡む推理小説  当時、日本政府は 国家の近代化と工業化 を目指し、大規模な製鉄所建設を計画していた。資金を得るためには海外からの借款が必要であり、交渉が行われていた。  ここで 「X国」(おそらくイギリス)と 「Z国」(おそらくドイツまたはフランス)が対立し、日本の工業化を巡って影響を及ぼす。 「X国」 は日本の工業化に融資を検討するが慎重であり、「Z国」 は日本に対抗するため、別の産業(製紙・製油・綿糸事業)の育成を画策する。  この中で、日本の 総理大臣・上泉善鬼 は「X国」と結びつき、政商・加納五兵衛 を利用して事業を進めようとしていた。  一方、政敵の 対馬典六 は「Z国」と手を組み、もう一人の政商 神田正彦 を使って対抗する。  こうした 政治的陰謀 の最中、加納五兵衛が舞踏会の場で殺害 されるという事件が発生する。 2. 主要登場人物 🌠探偵サイド 結城新十郎 - 本作の主人公。西洋帰りの探偵で、鋭い洞察力を持つ。 泉山虎之介 - 剣術使いで探偵気取りの男。やや勘が鈍い。 花廼屋因果 - 薩摩出身の戯作者(作家)。探偵に憧れ、新十郎に張り合う。 速水星玄 - 警視総監。ノンダクレで社交場好きだが、威勢がいい。 🌠政治・財界関係者 加納五兵衛 - 大政商。政府と結びつき、大製鉄所建設を担うが、舞踏会で殺される。 上泉善鬼 - 総理大臣。「X国」と結びついて製鉄所事業を推進。 対馬典六 - 善鬼の政敵。「Z国」と手を組み、対抗する。 神田正彦 - もう一人の大政商。対馬と結びつき、加納と対立。 🌠加納家の関係者 加納アツ子 - 加納五兵衛の後妻。華族出身で、高慢な性格。 加納お梨江 - 加納五兵衛の娘。チャメロス大使に求婚されるが拒否。 加納満太郎 - お梨江の兄。ケンブリッジ大学から帰国。 田所金次 - 洋行帰りの油絵師。アツ子の愛人であり、事件に関与する。 弥吉 - 加納家の忠僕。お梨江の実母に仕えていた。 チャメロス - 「X国」の大使。お梨江に求婚するが拒否される。 フランケン - 「Z国」の大使。アツ子と親密な関係。 本作は 推理小説と歴史小説の融合 であり、 ・明治時代の政治的陰謀 ・西洋化と伝統の対立 ・毒殺と偽装殺人 といった要素が複雑に絡み合う作品です。 『明治開化 安吾捕物帖』は、坂口安吾による連作時代推理小説で、1950年から1952年にかけて『小説新潮』に連載されました。この作品は、これまでに以下のような映像化や漫画化が行われています。 🌠映像化作品: テレビドラマ(1973年):『新十郎捕物帖・快刀乱麻』のタイトルで、朝日放送制作によりTBS系で放映されました。 テレビドラマ(2020年):『明治開化 新十郎探偵帖』として、NHK BSプレミアムの「BS時代劇」枠で放送されました。主演は福士蒼汰さんです。 テレビアニメ(2011年):『UN-GO』というタイトルで、フジテレビ系「ノイタミナ」枠にて放送されました。この作品は『明治開化 安吾捕物帖』を原案とし、舞台設定を近未来にするなど大幅なアレンジが加えられています。 🌠漫画化作品: 横山まさみち作画:「怪奇殺人事件狼殺し」や「赤罠」などが『週刊少年サンデー』に掲載されました。 『東京開化事件譚』:pikomaroさんが作画を担当し、原作の第1話「舞踏会殺人事件」を基にした作品です。集英社の「R30漫画賞」受賞者による特別読切として2020年に発表されました。 🌠作者 坂口安吾(さかぐち あんご)(1906年10月20日 - 1955年2月17日)は、日本の小説家・評論家で、戦後文学を代表する作家の一人です。本名は坂口 炳五(さかぐち へいご)。 1. 生涯と経歴 ① 幼少期・青年期 1906年、新潟県新潟市に生まれる。 家は名家で、父・坂口謹一郎は衆議院議員、新潟市長も務めた人物。 旧制新潟高校から東京帝国大学文学部印度哲学科に進学するも、中退。 ② 文壇デビュー 1931年頃から作家活動を本格化し、初期は探偵小説や歴史小説を執筆。 1936年、「風博士」などの前衛的な作品で文壇の注目を浴びる。 戦時中も執筆を続け、戦後の混乱の中で本格的に活躍。 ③ 戦後文学の旗手 「堕落論」(1946年):戦後の価値観の転換を鋭く論じ、戦後文学の代表的評論となる。 「白痴」(1946年):「戦争によって崩壊する人間の姿」を描いた代表作。 「桜の森の満開の下」(1947年):幻想的な短編で、後に多くの映像・舞台作品の原作となる。 「明治開化 安吾捕物帖」(1948-1952年):江戸川乱歩や横溝正史とは異なる近代知識人探偵・結城新十郎を描いた異色の捕物帖シリーズ。 ④ 晩年 人気作家となるも、私生活では酒と薬物に溺れ、健康を害する。 1955年、脳出血で急逝(享年48)。 2. 作風・特徴 ✔ 「堕落論」などの評論  → 戦後の日本人に「堕落する自由」を訴え、戦争責任や伝統にとらわれない新しい生き方を提唱。 ✔ 「白痴」「桜の森の満開の下」などの小説  → 人間の狂気や暴力性を描きながらも、幻想的・哲学的な深みを持つ。 ✔ 「安吾捕物帖」シリーズ  → 探偵小説でありながら、歴史的・社会的な背景を重視し、探偵の推理以上に「時代の空気」を描くことに重点を置く。 ✔ 「歴史もの」(「信長」「二流の人」など)  → 織田信長、明智光秀、坂本龍馬などの歴史人物を、独自の解釈で描いた作品群。 3. 坂口安吾の影響・評価 **「無頼派」**の代表格(太宰治・織田作之助らと並び称される)。 村上春樹、宮崎駿、高橋源一郎など現代作家・クリエイターにも影響を与える。 **アニメ『UN-GO』**など、現代においても新解釈で作品が映像化されている。 4. 代表作 📖 小説 『白痴』(1946年) 『桜の森の満開の下』(1947年) 『明治開化 安吾捕物帖』(1948-1952年) 『信長』(1950年) 『二流の人』(1950年) 📝 評論 『堕落論』(1946年) 『日本文化私観』(1942年) 『教祖の文学』(1948年) 坂口安吾は、戦後日本の思想を大きく揺さぶった異才の作家であり、その影響は現代にまで続いています。 #オーディオブック #朗読 #時代小説 #捕物帳 #納言恭平 #七味春五郎 #丸竹書房 @TATURO-MusicChannel このチャンネルのメンバーになって特典にアクセスしてください: https://www.youtube.com/channel/UCeTnkaLU8_MAMSdMFVrf1dw/join 音本チャンネルへようこそ! ------------------------- チャンネル登録はこちらです ■https://bit.ly/3vXvUDm セカンドチャンネルはこちらです ■https://www.youtube.com/channel/UC2UJSjh_A_Erfoj7bD2drzA ★このCHANNELは、自作を朗読するために立ち上げました。朗読の上達と、創作の勉強をかねて、文豪方の胸を借りつつ、AudioBookの動画配信を日々行っております。 ーーーーー丸竹書房ホームページはこちらーーーーー わたくしのつくった個人出版社であります。 ■https://marutakesyobou.com/ わたしの本です ■https://amzn.to/38g4RoI ■https://amzn.to/2vji2Xe ------------------------- 山本周五郎の長編はこちらです ■https://www.youtube.com/watch?v=HGjbhb2x0Tw&list=PLbLffmEwTDppcuNWBi9S2xE09KMYIqMhE 半七捕物帳はこちらです ■https://www.youtube.com/watch?v=iUobBtu-A4g&list=PLbLffmEwTDppu8wEkKJ4U1gfJyIrIuDVd 銭形平次捕物控はこちらです ■https://www.youtube.com/watch?v=Gsuof7S8mX0&list=PLbLffmEwTDprV6OWTzThbBxKDoeB6a5r_ 七味春五郎はこちらです ■https://www.youtube.com/watch?v=R0Kduf0LNU8&list=PLbLffmEwTDpqgT7JTC6PiyBCIoaQzVEtY ------------------------- ■画像をお借りしています。 https://pixabay.com/ja/ https://www.photo-ac.com/ ■効果音、音楽をお借りしています。 https://soundeffect-lab.info/ http://www.hmix.net/ http://shw.in/sozai/japan.php https://amachamusic.chagasi.com/ https://otologic.jp/ BGM:Copyright(C)Music Palette http://www.music-palette.com/ ■青空文庫、山本周五郎作品他、著作権きれた文芸多数 https://www.aozora.gr.jp/