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江戸川乱歩 詰め合わせ 【月と手袋 D坂の殺人事件 白昼夢 屋根裏の散歩者 押し絵と旅する男 赤い部屋 お勢登場】  朗読七味春五郎  発行元丸竹書房

Last updated 2024-03-16 23:00:25

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■月と手袋  1955年オール読物に発表された短編探偵小説。明智小五郎が、登場する。  北村克彦は、股野重郎の妻・あけみと逢瀬をかさねていたが、重郎に知られてしまい、脅しを受ける。言い合いとなった克彦は、重郎を絞め殺してしまう。  克彦は罪を逃れ、あけみと一緒になるために、完全犯罪をもくろむ。それは成功しかかるに見えたのだが、警視庁の花田が現れたことで雲行きが怪しくなる。花田の背後には、名探偵・明智小五郎がひかえていくるらしく…… ■本編の登場人物 北村 克彦……シナリオライター。35歳。あけみと不倫している。 股野あけみ……元女優(夕空あけみ)で重郎の妻。 股野 重郎……元男爵の高利貸し。42歳。 花田 警部……警視庁の警部。 明智小五郎……名探偵。警視庁捜査一課に助言をおこなっている。 ■用語集 元利……ガンリ・元金と利息 前借……ゼンシャク 狂躁……キョウソウ・狂ったような騒がしさ 意力……イリョク・意志力 情死……ジョウシ・心中 扼殺……ヤクサツ・手で首を絞めて殺すこと 用箋……ヨウセン・便箋 痛痒……ツウヨウ・精神的、肉体的な苦痛や、物理的な損害。 ■明智小五郎  この事件では、貧窮書生として登場。身なりにも気を遣わず、もじゃもじゃの髪をすきまわすくせがある。二十五をこしてはいないそうですが、すでにかなりの変人。評判が良かったため、本作以降も登場「心理試験」。乱歩の生み出した探偵を代表する人物となった。  ちなみに心理試験はD坂より数年後の物語で、そこではすでに世間に認められた名探偵として登場する。外見は神田伯龍そっくりだそう。ライバルとなる悪役は、怪人二十面相。明智自体、変装の名人で、柔道の腕前もかなりのもの。ただ、それらは、少年探偵団が描かれていくうちに肉付けされたもので(明智自身が成長した)、本作ではほぼ触れられていない。乱歩はその一作きりのキャラとしていたらしい。日本における三大名探偵の一人。 ■白昼夢  小酒井不木の屍蝋の話を聞いて、着想を得たそうです。どこまでが現実で、どこまでが夢なのか?  乱歩初期の不思議なお話。お楽しみください。 ■屋根裏の散歩者  発表は大正十五年(1925年) 明智小五郎シリーズの5作目にあたります。明智小五郎の初出は、「D坂の殺人事件」  有名な作品なので、読んでみました。映像化されたものとは、ずいぶん印象がちがいます。まず、短編と思っていなかったです。  D坂が、発表されたのも同じ年。専業作家として、歩みをはじめたばかりの乱歩。精力的に活動を続けております。6ヶ月連続掲載の五作目で(ちなみに四作目は赤い部屋https://youtu.be/n7HX3JOKa4M)、 末期ガンの親の面倒をみながら書いた乱歩は、ひどい精神状態で、本作のことも全くの駄作と思ったらしい。酷評もされたが、好評であった面もあり、三十代前半の乱歩は、再び自信をとりもどした。 ■本編の登場人物 郷田三郎……25才。明智の影響で、犯罪嗜好癖をもつにいたる。 明智小五郎……三郎の友人。素人探偵 遠藤……歯科医者の助手。 北村……遠藤の友人。遠藤の部屋の管理を任されている。 ■用語集 雑踏……ザットウ・人混み 通暁……ツウギョウ・徹夜 止宿……シシュク・下宿すること 顧慮……コリョ・あることをしっかり考えに入れて心を配ること 眩惑……ゲンワク・目がくらんで、正しい判断が出来なくなること とつおいつ……考えが定まらず、あれこれと思い悩む様 旋転……センテン・くるくるまわること ■押絵と旅する男 1929年(昭和4年)新青年 6月号掲載。  この時期、乱歩は実際に旅に出て、魚津にも訪れていた。そのたいけんをもとに書かれた作品だが、第一稿は本人も気に入らなかったらしく、乱歩自身の手で破り捨てられている。残っているのは、あらためて執筆された作品。  ■本編の登場人物 私……語り手。 男……額入りの絵と旅をしている。 兄……男の兄だというが、その昔行方不明となる。 お七……押し絵の中の女 吉三……お七の相棒 ■用語集 一隅……イチグウ・片隅 臙脂……エンジ・赤色の染料 妖異……ヨウイ・怪しくて普通でないもの 二等車……元国鉄の旅客サービスの等級。三等級あった。現在で言うグリーン車 黒血……腫れ物などから出る、黒みをおびた悪血。 舷灯……ゲントウ 結綿……島田髷のひとつ 嬌羞……キョウシュウ・女性のなまめかしい恥じらい 緋鹿の子……緋色の鹿の子絞り 凌雲閣……浅草公園にあったレンガ造り、十二階建て。関東大震災で半壊、撤去された。 盆石……ボンセキ・漆盆の上に庭園をつくる縮景の芸術 煩悶……ハンモン・苦しみもだえること ■赤い部屋  大正十四年に発表された印象的な作品。雑誌「新青年」に掲載された6ヶ月連続短編掲載の4作目にあたる。発表当時不評も多かったが、最終的には、六作の中で、もっとも好評をはくしたらしい。  谷崎潤一郎の途上に触発され書かれたそうで、そちらもいずれ読んでみたいです。 ■本編の登場人物 私……本編の語り部 T氏……自らの完全犯罪を告白する。 花ちゃん……給仕女 ■用語集 軒灯……ケントウ・軒先につける明かり 聖代……すぐれた天子の治める世 被覆……ヒフク・物の表面を覆い被せること・ 眩惑……ゲンワク・目をくらまして惑わすこと ■一人二役  大正14年(1925年)に文芸誌「新小説」で発表  とある男性Tが、妻に対して仕掛けたある小芝居。別人になりすまして、妻の浮気相手になりかわるが、やがて、妻はその浮気に本気になってしまう——  江戸川乱歩の、ちょっとかわった恋愛話です。 ■用語集 細君……サイクン・妻 一伍一什……始めから終わりまで ■お勢登場 「大衆文芸」に、1926年に掲載された作品ですが、乱歩には、連作犯罪小説に仕立てる構想があったらしく、いずれは、この北村おせいという悪女と、明智小五郎とを対決させる構想を発表していました。が、続編が執筆されなかったのは、残念。 ■用語集 細君……サイクン・妻 一縷……イチル・ごくわずか 逢瀬……オウセ・男女がひそかに会う機会 疎漏……ソロウ・手落ち 姦婦……夫以外と密通する女性 悶死……モンシ・もだえ苦しんで死ぬこと 千秋……センシュウ・非常に長い年月 欺瞞……ギマン・あざむくこと、だますこと ■登場人物紹介 格太郎……主人公。労咳のため、余命幾ばくもない。 おせい……格太郎の妻。書生と不倫している。 格二郎……格太郎の弟。 正一……格太郎とおせいの息子。 □目次 0:00 月と手袋 一 18:34 月と手袋 二 43:24 月と手袋 三 1:06:35 月と手袋 四 1:27:26 月と手袋 五 2:01:43 D坂の殺人事件 上 2:33:45 D坂の殺人事件 下 3:08:33 白昼夢 3:21:13 屋根裏の散歩者 一 3:32:54 屋根裏の散歩者 二  3:42:33 屋根裏の散歩者 三 3:56:22 屋根裏の散歩者 四 4:06:36 屋根裏の散歩者 五 4:16:58 屋根裏の散歩者 六 4:28:29 屋根裏の散歩者 七 4:41:00 屋根裏の散歩者 八 4:51:04 押し絵と旅する男 5:43:28 赤い部屋 6:05:06 一人二役 7:06:38 お勢登場 一 7:13:53 お勢登場 二 7:20:09 お勢登場 三 7:27:28 お勢登場 四 7:38:58 お勢登場 五 7:45:49 お勢登場 六 #江戸川乱歩 #朗読 #ミステリー ------------------------- ■公式Webサイト! https://marutakesyobou.com/ ----------------------- メインチャンネル【AudiobookChannel】はこちら! https://www.youtube.com/channel/UCeTnkaLU8_MAMSdMFVrf1dw ------------------------- ■画像をお借りしています。 https://pixabay.com/ja/ https://www.photo-ac.com/ ■効果音、音楽をお借りしています。 https://soundeffect-lab.info/ http://www.hmix.net/ http://shw.in/sozai/japan.php https://amachamusic.chagasi.com/ https://otologic.jp/ BGM:Copyright(C)Music Palette http://www.music-palette.com/ ■青空文庫、山本周五郎作品他、著作権きれた文芸多数 https://www.aozora.gr.jp/