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新庄藩を去った浪人・宗方伝三郎は、世のなかに絶望して、深山にはいろうとしていた。
だが、心温かな娘と、老爺に助けられ、草鞋づくりを始める。
武家草鞋は評判になるが、商いの都合で「丈夫すぎるから弱く作れ」と求められ、伝三郎はまた、世の汚れに絶望する。
かたくなな青年武士の
■登場人物紹介
宗方伝三郎……元新庄藩士。藩主継嗣問題から潔く藩を離れる。
牧野市蔵……元郷士の老人で蝋燭作り。伝三郎を助ける。
いね……市蔵の孫娘。
柏屋彦兵衛……問屋の主人。
杉田五郎兵衛……新庄藩士。伝三郎の同僚。
戸沢内記正庸……新藩主。
■用語集
叢林……ソウリン・樹木が群がって生えている林
半挿……ハンゾウ・液体をそそぐための管のついた小型の壺
哀史……アイシ・悲しい歴史
廉潔……レンケツ・清廉潔白なこと
富貴……フウキ・金持ちにして、身分が高いこと
卑賤……ヒセン・人として品位が低いこと。地位身分が低いこと
風雅……フウガ・みやびな趣のあること
乱離……乱離骨灰
蕩尽……トウジン・財産などを使い果たすこと
村童……ソンドウ・むらの子供
慚愧……ザンキ・心に深く恥じること
名利……ミョウリ・名誉と利益。それを求めようとする気持ち
あけすけ……開けっぴろげで露骨なこと
廉直……レンチョク・心が清らかで、私欲がなく正直なこと
■「武家草鞋」目次
0:00 「武家草鞋」 一
7:26 「武家草鞋」 二
14:30 「武家草鞋」 三
22:40 「武家草鞋」 四
28:48 「武家草鞋」 五
37:08 「武家草鞋」 六
43:45 「武家草鞋」 七
53:17 「武家草鞋」 八
1:01:31 「武家草鞋」 九
1:05:16 アフタートーク
■「武家草鞋」と山本周五郎
山本曲軒は、本人が曲がっているのではない、と早乙女貢はいった。「周五郎は曲がっていない。余りにまっすぐ進むので、まわりが曲がらざるをえないのである。」
武家草鞋は昭和二十年「富士」という雑誌の十月号に掲載されました。その年の五月には、昭和五年からつれそったきよい婦人を膵臓がんでなくし、長女次女は学童疎開。長男は空襲下で行方不明と、実生活も貧窮していました。近所に住んでいたのが第二夫人となる「きん」さんで、その母のかねさんが、こまっている人がいるとほうってはおかない。空襲があると、病人と周五郎を防空壕に真っ先にいれてあげる(周五郎は防空壕なんて掘らない)、末っ子の徹はまだ小さい。夫人の亡くなった後は、空襲はますます激しくなる。防空壕で愛を育むなんてことはなかったようですが。
武家草鞋の宗方は、曲軒のもののふ版といったような人物で、その性格が直情すぎるあまり、まわりともうまくいかない。自分で納得いかなければ、まわりからも否定されるし、という毎日です。
主家を退転して、江戸へ出たものの、自らの期待する生活とはならず、死をのぞんで山里をさまよいますが、いねという娘に拾われて、といったお話。
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