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『玉藻の前』⑻「犬の群」
※前回のお話
関白忠通の邸では織部清治と女童とが玉藻の餌食となって死んだ。邸から死人が二人も出たことに忠通は不安を募らせる。千枝太郎は、玉藻が怪しげな老僧に襲い掛かられているところを助ける。その老僧は法性寺の阿闍梨であり、阿闍梨はその夜、寺内の池に浮かんでこときれていた。
『玉藻の前』(全11回)
1917年(大正6年)~1918年(大正7年)
「婦人公論」に連載された長編小説。
目次
清水詣
独寝の別れ
塚の祟
花の宴
法性寺
采女
雨乞ひ
☆犬の群
烏帽子折
三浦の娘
殺生石
岡本綺堂
1872年11月15日(明治5年10月15日)~
1939年(昭和14年)3月1日
小説家、劇作家。