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山本周五郎の長編小説「ながい坂」 No16/ 29
梅の井に人々が不安になるような噂話を大声で話す三人組がいた。町のなかが何か浮足だっているのは、ご家中に穏やかならぬ事がおこっているのではないかと・・・
今回「巳の年」と「亥の年」の騒動の秘密について語られています。16の5の系図に読み違いがあり、訂正いたしました。自分の記憶では「亥の年」の騒動は昌治が藩主になる時、との記述がこの先にあったかと思います。昌治の婚姻と藩主になる年が「亥の年」ということでしょうか。後に検証したいと思います。
※各章のあらすじをホームページに掲載しておりますのでどうぞご利用ください。( MMC SUKOYAKA 朗読会と入力し、ホーム画面にある「ながい坂各章のあらすじ」の白いボタンをクリックすると、お望みのページを探すことができます)
各章は下記からご視聴いただけます。
00:00 梅の井にて
12:26 16の1
25:33 16の2
39:35 16の3
52:13 16の4
1:04:44 16の 5
1:15:46 16の6
山本周五郎氏の最後の長編小説です。「週刊新潮」に連載されたもので、昭和39年6月29日号から昭和41年1月8日号まで、およそ1年半にわたって長期掲載されました。この作品執筆中は、他に小説は1篇「ひとごろし」(10月)を発表したのみで、あとは随筆など数編だけ、つまり「ながい坂」にかかりきりだったということです。《※「滝口」は39年2月完結、「醜聞」は6月発表》
また執筆を開始した年の昭和39年12月15日。仕事場にしている門間園から外出しようとして踏み段で転落し、肋骨二本を折る怪我をされました。そして長年の飲酒で肝機能もおとろえ、しばしば心臓の発作に見舞われるなど、健康が急速に衰えた中での執筆だったようです。
週1回のペースで朗読動画を掲載をしてゆく予定です。お付き合いいただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願い致します。MMC SUKOYAKA
#山本周五郎 #朗読 #長編小説