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■十九巻
織田信長は三河方面に出立し、秀吉に茶釜を贈り、播州へ派遣する。秀吉は少数の兵(約7500人)を率いて加古川城を拠点に戦略を練るが、毛利軍の大軍(約5万)に圧倒される。さらに、味方の城主別所長治が反旗を翻し、状況は悪化。秀吉は援軍を信長に求めるが、信長や他の諸将との不和により援軍が遅れる。
一方、毛利輝元、吉川元春、小早川隆景らが総勢約5万の兵を率いて上月城を包囲。秀吉が擁立した尼子勝久とその忠臣山中鹿之介らは孤立し、厳しい戦況に陥る。毛利軍は巧みな戦術で織田軍を翻弄しつつ、上月城の攻略を目指す。
秀吉は信長の意向を確認するため上洛し、直接進言。「毛利軍に対して味方の兵力では敵わない」「織田軍全体が一敗地にまみれれば、他国の敵勢力が蜂起する恐れがある」と説得を試みる。しかし、信長は慎重な対応を崩さず、秀吉に上月城の放棄と三木城攻略を命じる。
秀吉は信長の命令を受け入れ、上月城を見捨てて三木城攻略に向かう。孤立した尼子勝久と山中鹿之介は籠城するが、ついに勝久は切腹を決意。彼の死をもって尼子家の復興は終焉を迎える。
そして、山中鹿之助は——
■豊臣秀吉の生涯を描いた歴史小説で、1939年(昭和14年)1月1日から1945年(昭和20年)8月23日まで読売新聞に『太閤記』として連載されました。しかし、終戦に伴い連載は中断されました。その後、1949年(昭和24年)に『続太閤記』として中京新聞など複数の地方紙に発表され、1950年から1951年にかけて六興出版部から全11巻で『新書太閤記』として刊行されました。
■主題歌つきライブまとめ
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■新書太閤記再生リスト
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■この作品は、当初読売新聞に1939年1月1日から1945年8月23日まで、掲載されました。
以降の原稿は、「続太閤記」としていくつかの地方紙に掲載されました。前半の中断は、終戦が原因となったそうです。
日本の天下を統一した豊臣秀吉の生涯を昭和の文豪が描く!
■登場人物
○織田家・秀吉陣営
・豊臣秀吉(羽柴筑前守)
主人公。毛利家との戦いで苦慮しつつも、信長に進言を行う。
・織田信長
織田家の当主。秀吉の進言に耳を傾けるが慎重な態度を取る。
・黒田官兵衛
秀吉の軍師。地の利に明るく、作戦を助言。
・竹中半兵衛
秀吉の軍師。兵の進退に詳しく、秀吉を補佐。
・荒木村重
織田軍の武将。援軍として派遣される。
・丹羽長秀
織田家の宿老。秀吉の指揮に協力。
・滝川一益
織田軍の武将。秀吉の指揮下にあるが、慎重な態度を取る。
・明智光秀
織田軍の武将。秀吉との協調に慎重。
・織田信忠
信長の嫡子。三木城攻略に派遣される。
・別所長治
三木城の城主。秀吉に反旗を翻した。
○毛利家陣営
・毛利輝元
毛利家当主。中国地方の防衛を指揮。
・吉川元春
毛利家の名将。輝元の叔父で、戦略に長けている。
・小早川隆景
毛利家の名将。輝元の叔父で、智略に優れる。
・宇喜多直家
毛利家の同盟者。援軍を派遣。
・天野紀伊守
毛利家の武将。山中鹿之介の護送を指揮。
天野元明
天野紀伊守の嫡子。鹿之介の暗殺を指揮。
・河村新左衛門
毛利家の武将。鹿之介暗殺に参加。
・福間彦右衛門
毛利家の武将。鹿之介暗殺に参加。
・三上淡路守
毛利家の武将。鹿之介暗殺の現場に関与。
○尼子家・鹿之介陣営
・尼子勝久
尼子家の当主。毛利家との戦いで切腹。
・山中鹿之介(山中幸盛)
尼子家の忠臣。最後まで戦い抜き、最期を迎える。
・亀井重茲
秀吉の家臣。上月城への使者として登場。
・柴橋大力介
山中鹿之介の従者。鹿之介の最期に殉死。
・後藤彦九郎
山中鹿之介の従者。鹿之介の最期に殉死。
■目次
0:00 反覆
22:20 苦衷
34:57 三日月
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