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『玉藻の前』⑼「烏帽子折」
※前回のお話
雨乞いの祈祷に見せかけて玉藻を調伏しようとした泰親の企みは見破られる。泰親に代わって祈祷を始めた玉藻は見事に雨を降らせ、雨乞い勝負に負けた形となった泰親は蟄居することとなる。再度悪魔調伏の祈祷を願うために信西のもとへ使いに行く千枝太郎は玉藻と再会するが、師匠と玉藻との間で揺れ動く自分を感じるのだった。道で千枝太郎は野犬に襲われる玉藻を助ける。師匠のもとにもどった千枝太郎は、魔に魅入られた者として破門を言い渡される。
『玉藻の前』(全11回)
1917年(大正6年)~1918年(大正7年)
「婦人公論」に連載された長編小説。
目次
清水詣
独寝の別れ
塚の祟
花の宴
法性寺
采女
雨乞ひ
犬の群
☆烏帽子折
三浦の娘
殺生石
岡本綺堂
1872年11月15日(明治5年10月15日)~
1939年(昭和14年)3月1日
小説家、劇作家。