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■二十九巻
『新書太閤記』YouTube朗読連載動画(第二十九回)
は、本願寺の変、せまる!
📖 あらすじ
安土城で開かれた茶会に、豊臣秀吉(羽柴筑前守)が招かれる。織田信長が亭主を務めるこの席では、千宗易(後の千利休)も水屋で茶事を支え、茶の湯を通じた文化交流が繰り広げられる。秀吉は自身の型破りな茶の心得を語るが、その自由奔放な感性は茶の精神にも適っていると評される。
席が改まると、信長は秀吉に異国の文化や舶来の品々を披露し、世界の広がりを語る。屏風に描かれた世界地図を前に、秀吉は「日本の小ささ」に驚くと同時に、「もっと生きて世界を見たい」と熱望する。この場面は、秀吉の壮大な野望と信長の世界観が交錯する象徴的な瞬間だった。
一方、秀吉のもとには明智光秀が訪れる。信長からの叱責を受けたという噂が広まる光秀は、秀吉に真意を問いかけるが、秀吉は意図的に笑い飛ばしながら言葉を濁す。さらに、森蘭丸も秀吉を訪ね、光秀の家臣にかつての本願寺の謀将・鈴木重行が匿われていたことを告げる。このやりとりの中で、光秀と信長、蘭丸との間に微妙な亀裂が生じていく。
その後、秀吉は京都へ向かい、栄華を極めた洛中の様子を目にする。十年前の荒廃した京都と比べ、信長の手腕によって秩序と繁栄がもたらされたことを実感する。そして、天正九年の大馬揃いの壮観を回想し、信長の理想が着実に形となっていることを改めて確信するのだった。
しかし、この安土の平和な光景の裏で、時代は大きな転換点に向かって動き出していた……。
📝 登場人物
・羽柴筑前守(豊臣秀吉) - 信長の家臣。茶の湯の席に招かれ、自由奔放な感性を披露する。信長と共に世界地図を見て、日本の未来を思索する。
・織田信長 - 天下統一を目指す戦国武将。安土城での茶会を開き、異国文化や世界の広がりについて語る。
・千宗易(千利休) - 茶の湯の達人。茶会の水屋として信長を支え、秀吉との会話にも興味深く耳を傾ける。
・丹羽五郎左衛門長秀 - 信長の重臣。秀吉の茶の心得を独特な視点で称賛する。
・長谷川丹波守 - 茶会に同席する武将。
・医師・道三 - 信長の側に仕える医師。
・森蘭丸(長定) - 信長の近習。秀吉を訪れ、光秀の家臣がかつての本願寺の謀将・鈴木重行を匿っていたことを告げる。
・明智光秀 - 織田家の重臣。信長からの叱責を受けたという噂が流れ、秀吉を訪ねて真意を探る。
・池田信輝、滝川一益、佐々成政、蜂谷頼隆、市橋九郎右衛門、不破河内守 - 秀吉を訪ねた武将たち。
この回は、信長と秀吉の未来への視線、光秀と蘭丸の対立、そして戦国時代の文化交流が描かれた重要な一章となっています。ぜひ、お楽しみください! 🎥📖
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■主題歌つきライブまとめ
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■新書太閤記再生リスト
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■この作品は、当初読売新聞に1939年1月1日から1945年8月23日まで、掲載されました。
以降の原稿は、「続太閤記」としていくつかの地方紙に掲載されました。前半の中断は、終戦が原因となったそうです。
日本の天下を統一した豊臣秀吉の生涯を昭和の文豪が描く!
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