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【朗読】佐々木俊郎の短編小説「機関車」初出:昭和5年(1930)
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00:00 第1章
01:40 第2章
03:34 第3章
06:31 第4章
09:44 第5章
13:34 第6章
16:17 第7章
20:21 第8章
22:58 第9章
社会の弱者をみつめた短編小説。男と女が出会ってから別れるまでの気持ちが、短い中によく描かれています。作者の佐々木俊郎氏については、
佐々木俊郎(1900~1933)
《農民の辛さ、愚かさ、悲しさ、したたかさ、美しさを、じっと見据えつづけた作家。宮城県の農家出身。鉄道員、小学校の代用教員などののち新潮社に入り、『文学時代』などを編集。加藤武雄に兄事し、新興芸術派に属して猟奇小説、探偵小説などを書き、農民文芸会に属し活動したが早世した。
川端康成は、「農民文学」「農民小説」の旗手の佐左木の夭折を惜しみ、不当に扱われた作家として、その才能の「尊さ」を評し、「(農民作家で)見るに足る作品活動を示してゐたのは、芸術派では、実に佐左木氏たゞ一人だつた」とし、「嘉村礒多氏の全集が出るのに、佐左木俊郎氏の農民小説は忘れられかかつてゐる。世間は盲千人だ」と述べた。》(ウィキペディアより)