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■あらすじ
柴田勝家の陣で、敵陣深くへ切り込む危険な奇襲「中入り」が決断されます。
先鋒を願い出た佐久間玄蕃允盛政は、余吾ノ湖畔から岩崎山・大岩山の砦へ向けて夜襲を敢行。
一方、急襲を受けた大岩山の中川瀬兵衛もまた、退却を拒み、武士の意地をかけて迎え撃とうとしていました。
賤ヶ嶽前夜、若き猛将たちの気迫がぶつかる、緊迫の一篇です。
■登場人物
柴田方
柴田勝家(しばた かついえ)
北国方の総大将。老練な名将。危険な「中入り」に慎重ながら、最後は玄蕃允に決行を命じる。
佐久間玄蕃允盛政(さくま げんばのじょう もりまさ)
勝家の甥。若く猛々しい武将。中入りの先鋒を強く望み、自ら死地へ踏み込もうとする。
将監(しょうげん)
詳細な戦図を持参し、中入りの策を示した人物。柴田方の作戦決定に大きく寄与する。
玄蕃允の弟・佐久間安政(さくま やすまさ)
中入り軍に加わる武将。
不破彦三勝光(ふわ ひこぞう かつみつ)
中入り先鋒の主将格の一人。敵兵を捕らえ、大岩山攻撃の口火を切る。
徳山五兵衛則秀(とくやま ごへえ のりひで)
中入り軍の武将の一人。
原彦次郎房親(はら ひこじろう ふさちか)
中入り軍の武将の一人。
拝郷五郎左衛門家嘉(はいごう ごろうざえもん いえよし)
中入り軍の武将の一人。
安井左近太夫家清(やすい さこんたゆう いえきよ)
中入り軍の武将の一人。
前田利家(まえだ としいえ)・父子
別働の警戒線を受け持つ柴田方の有力武将。
柴田勝政(しばた かつまさ)
勝家の養子。監視・牽制の配置につく。
□羽柴方
中川瀬兵衛清秀(なかがわ せひょうえ きよひで)
大岩山砦を守る将。急襲を受けても怯まず、退却を拒んで戦う覚悟を示す。
高山右近(たかやま うこん)
岩崎山を守る将。
桑山重晴(くわやま しげはる)
賤ヶ嶽を守る将。大軍を前に瀬兵衛へ退却を勧める。
堀秀政(ほり ひでまさ)
東野山方面の有力な羽柴方武将。柴田本軍の牽制対象。
中川瀬兵衛の配下
鳥飼平八(とりかい へいはち)
兵数や敵勢の様子を瀬兵衛に報告する。
中川淵之助(なかがわ ふちのすけ)
間道防衛を命じられる股肱の武将。
榧野五助(かやの ごすけ)
桑山からの使者を瀬兵衛へ取り次ぐ。
太田平八(おおた へいはち)
湖畔から急報をもたらす。
熊田孫七、森本道徳、山岸監物、入江土佐、古田喜助、久保甚吾、玄正坊
大岩山砦の守兵たち。
■用語集
感悦(かんえつ)
心から喜ぶこと。
怏々(おうおう)
不満そうで晴れないさま。
帷幕(いばく)
陣中の幕屋。軍議の場。
中入り(なかいり)
敵陣深く切り込み、中核を突く奇襲戦法。
切レ(きれ)
戦の切り上げや引き際、追撃を断つ手際。ここでは「引き際の見極め」。
旌旗(せいき)
軍旗。戦場の旗じるし。
汀(みぎわ)
水辺、波打ちぎわ。
大物見(おおものみ)
偵察・見張り役の兵。
生け擒れ(いけどれ)
生け捕りにせよ、の意。
麾下(きか)
指揮下。部下の兵。
鬨(とき)
戦いの前後に上げる雄叫び。
悍馬(かんば)
荒々しく勇ましい馬。
曲輪(くるわ)
城や砦の区画、囲い。
股肱(ここう)
手足のように頼りになる家臣。腹心。
尺地(せきち)
わずかな土地。少しの場所。
口上(こうじょう)
口頭で伝える言葉、伝言。
寡勢(かせい)
少ない兵力。
不愍(ふびん)
気の毒、あわれ。
摂州(せっしゅう)
摂津国のこと。
驀しぐら(まっしぐら)
一直線に、勢いよく。
雪崩れうつ(なだれうつ)
雪崩のような勢いで押し寄せる。
✿作者と作品について
◆作者:吉川 英治(よしかわ えいじ)
1892年(明治25年)- 1962年(昭和37年)。日本の大衆文学を代表する小説家。神奈川県出身。本名は英次(ひでつぐ)。『宮本武蔵』『三国志』『私本太平記』など、歴史を題材にした数多くの国民的ベストセラーを執筆し、「国民文学作家」と称された。その作品は、平易でありながら格調高い文章で、幅広い読者層から支持を得ている。1960年、文化勲章受章。
◆作品:『新書太閤記』(しんしょたいこうき)
吉川英治が1938年(昭和13年)から新聞連載を開始した歴史小説。豊臣秀吉の生涯を、織田信長に仕える以前の若き日から天下統一を成し遂げるまで、生き生きと描いている。本作は、従来の講談や立身出世物語としての秀吉像に、人間的な深みと魅力を与え、新たな「太閤記」として絶大な人気を博した。戦国時代の動乱を背景に、秀吉をはじめとする武将たちの葛藤や野望、人間模様が巧みに描出されている。
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■新書太閤記再生リスト
https://x.gd/2SFJx
■この作品は、当初読売新聞に1939年1月1日から1945年8月23日まで、掲載されました。
以降の原稿は、「続太閤記」としていくつかの地方紙に掲載されました。前半の中断は、終戦が原因となったそうです。
日本の天下を統一した豊臣秀吉の生涯を昭和の文豪が描く!
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