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七味春五郎の音本 〜人情朗読 山本周五郎 他

【朗読 新書太閤記】その八十五「獅子児一群」  吉川英治のAudioBook ナレーター七味春五郎 発行元丸竹書房

Last updated 2026-07-08 11:55:17

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第85話は、 ■あらすじ 賤ヶ嶽の戦いは、ついに飯浦坂から堀切の谷間へと雪崩れ込む。 柴田勝政は、兄・佐久間玄蕃允盛政の命を受け、三千の兵を率いて退却を開始するが、その動きを秀吉方の物見に察知されてしまう。 秀吉はすかさず鉄砲組を高地へ回し、狭い谷間を登る柴田勢を銃撃。 さらに総がかりを命じ、自らも先頭に立って攻めかかった。 この時、戦場を駆けたのが、後に「賤ヶ嶽の七本槍」として名を残す若武者たちである。 石川兵助、福島市松、加藤虎之助、脇坂甚内、糟屋助右衛門、桜井佐吉ら、秀吉麾下の“小姓組”が、獅子の子のように敵中へ突撃し、名ある猛将たちを討ち取ってゆく。 一方、裏切り者・山路将監にも、ついに最期の時が来る。 若き勇者たちの血気と、戦場の苛烈、そして裏切りの報いを描く、賤ヶ嶽決戦の白熱篇。 ■登場人物 羽柴秀吉 羽柴軍の総大将。飯浦坂から退く柴田勢の動きを見逃さず、鉄砲隊を急派して奇襲を仕かけ、自らも先頭に立って猛追する。 柴田勝政(三左衛門) 柴田方の若き将。佐久間盛政の弟。飯浦坂に三千の兵を置いていたが、退却中に秀吉軍の急襲を受け、奮戦の末に討死する。 佐久間玄蕃允盛政 柴田方の主将格。勝政に退却を命じた人物。本文では前段の戦況を背景として存在感を示す。 石川兵助 秀吉麾下の若武者。旗奉行を任されるほどの器量を持つ。真っ先に敵の大物へ挑み、拝郷五左衛門を討ち取るが、自身も戦死する。 片桐助作 秀吉の小姓組の一人。石川兵助の奮戦を見届け、その武功を高らかに叫ぶ。 福島市松 秀吉麾下の若武者。石川兵助に負けじと猛戦し、敵将浅井吉兵衛を討ち取る。 加藤虎之助 後の加藤清正。若き猛将。戸波隼人を討ち、一番槍を名乗るが、脇坂甚内にたしなめられる。 脇坂甚内 秀吉の小姓組の一人。年長者らしい余裕を見せ、虎之助をからかいながらも戦場では自らも首級を挙げる。 糟屋助右衛門 秀吉の小姓組の一人。激戦の中で功を立てる若武者。 桜井佐吉 秀吉の小姓組の一人。危険を顧みず敵将宿屋七左衛門へ挑み、崖を転げ落ちながらも再び登って討ち取る。 石田佐吉 秀吉麾下の若武者。後の石田三成。獅子児の一群として戦場を駆ける。 一柳四郎右衛門 秀吉方の若武者。小姓組の一人として奮戦する。 平野権平 秀吉麾下の若者。小姓組の一員。 奥村半平 秀吉麾下の若者。獅子児の一群の一人。 大谷平馬 秀吉麾下の若者。獅子児の一群の一人。 加藤孫六 秀吉方の若武者。裏切り者・山路将監を討ち取る。 脇坂甚内 秀吉麾下の年長の若武者格。落ち着いた戦いぶりを見せる。 伊木半七 秀吉馬廻りの一人。獅子児の一群に数えられる。 拝郷五左衛門家嘉 柴田方随一の猛将。石川兵助に討たれる。 浅井吉兵衛 柴田方の敵将。福島市松に討ち取られる。 戸波隼人 拝郷の手勢を率いる鉄砲頭。加藤虎之助に討たれる。 宿屋七左衛門 柴田方の武将。桜井佐吉に討ち取られる。 徳山五兵衛 柴田勝政麾下の部将。討死し、その首は糟屋助右衛門に取られる。 山路将監正国 かつて羽柴方を裏切り、柴田側へ通じた武将。最終的に加藤孫六に討たれ、裏切りの報いを受ける。 用語集 飯浦坂 いいうらざか 琵琶湖北岸、飯浦部落から賤ヶ嶽西へ続く坂道。 堀切 ほりきり 山を断ち切ったような狭い谷地形。ここでは退路となった難所。 麾下 きか 指揮下、部下の軍勢。 卯の下刻 うのげこく 午前七時半頃。 繰引 くりびき 戦いながら少しずつ兵を引き下がらせること。 灌木帯 かんぼくたい 低木が密生している地帯。 差物 さしもの 武士が背に立てる目印の旗。 七手の鉄砲組 ななてのてっぽうぐみ 複数隊に分けられた鉄砲兵。 火ぶたを切る ひぶたをきる 攻撃や戦闘を開始すること。 賤ヶ嶽の七本槍 しずがたけのしちほんやり 賤ヶ嶽の戦いで武功を挙げた秀吉配下の若武者たち。 三振の太刀 みふりのたち 七本槍と並び称された武功の呼称。 小姓組 こしょうぐみ 主君の近侍を務める若い武士たち。 一番槍 いちばんやり 真っ先に敵へ槍を合わせた武功。先陣の誉れ。 母衣 ほろ 武士の背に負う布製の装備。矢よけ・目印にもなる。 首級 しゅきゅう 討ち取った敵将の首。戦功の証。 枭ける かく 高く掲げる、または槍先などに掲げる意。 柿団扇 かきうちわ 秀吉が手にしていた軍配代わりの団扇。 押太鼓 おしだいこ 攻めを励ますために打つ太鼓。 甲子夜話 かっしやわ 江戸後期の随筆。ここでは加藤清正の回想が引用される。 老人雑話 ろうじんざつわ 戦国逸話を伝える書物。桜井佐吉の武功が記される。 磔 はりつけ 柱などに縛り付けて晒す刑罰。 ✿作者と作品について ◆作者:吉川 英治(よしかわ えいじ)  1892年(明治25年)- 1962年(昭和37年)。日本の大衆文学を代表する小説家。神奈川県出身。本名は英次(ひでつぐ)。『宮本武蔵』『三国志』『私本太平記』など、歴史を題材にした数多くの国民的ベストセラーを執筆し、「国民文学作家」と称された。その作品は、平易でありながら格調高い文章で、幅広い読者層から支持を得ている。1960年、文化勲章受章。 ◆作品:『新書太閤記』(しんしょたいこうき)  吉川英治が1938年(昭和13年)から新聞連載を開始した歴史小説。豊臣秀吉の生涯を、織田信長に仕える以前の若き日から天下統一を成し遂げるまで、生き生きと描いている。本作は、従来の講談や立身出世物語としての秀吉像に、人間的な深みと魅力を与え、新たな「太閤記」として絶大な人気を博した。戦国時代の動乱を背景に、秀吉をはじめとする武将たちの葛藤や野望、人間模様が巧みに描出されている。 📺 チャンネル登録・高評価よろしくお願いします! 👍✨ ■新書太閤記再生リスト https://x.gd/2SFJx ■この作品は、当初読売新聞に1939年1月1日から1945年8月23日まで、掲載されました。  以降の原稿は、「続太閤記」としていくつかの地方紙に掲載されました。前半の中断は、終戦が原因となったそうです。  日本の天下を統一した豊臣秀吉の生涯を昭和の文豪が描く! #吉川英治 #長編 #朗読 #小説 #七味春五郎