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町方同心の七之助と乾児の音吉が、柳島の寮を舞台にした奇怪な事件の真相を解き明かす!
江戸の髪結床「床甚」に集まる町の若者たちが、将棋を指しながら世間話をしている。その話題は、大工の兼吉が柳島で体験した奇怪な出来事——
柳島の寮で奉公する女中・お糸と密かに逢瀬を重ねていた。しかし、ある夜、寮に忍び込んだ際、寮の女主人・お松が夫に殺される現場を目撃する。
その場を逃げ出した兼吉だが、お糸が心配でならない。四日後に再び訪れると、死んだはずのお松が普通に暮らしている姿を見る。
果たしてどんなからくりが——音吉はさっそく親分の七之助に話をもちこむが
■納言恭平の代表作
七之助捕物帖をAudioBook化!
昭和15年に「ユーモアクラブ」へ連載が開始されました。
納言恭平は捕物作家クラブの発起人の一人
昭和24年に逝去
■著者について
納言 恭平(なごん きょうへい、1900年5月12日 - 1949年7月6日)は、日本の小説家・評論家で、本名は奥村 五十嵐(おくむら いがらし)
■経歴
熊本県玉名郡天水町(現在の玉名市)に生まれ、熊本県立熊本工業高等学校を卒業後、1918年に八幡製鉄所に勤務しました。
同年に上京し、新潮社に入社して「文学時代」や「日の出」の編集に携わりました。
1939年には海音寺潮五郎らと同人誌「文学建設」を創刊し、時代小説の執筆を始めました。
晩年には捕物作家クラブ(後の日本作家クラブ)の発起人の一人となりました。
主な作品
『七之助捕物帖』:全3巻からなる捕物帳シリーズで、江戸時代を舞台にした捕物小説です。
『日の出島』:1942年に発表され、第16回直木賞の推薦候補に選ばれました。
『勤皇美少年』:幕末の勤皇志士を題材にした作品です。
納言恭平は、時代小説や捕物帳を中心に執筆し、その作品は当時の読者に親しまれました。1949年7月6日に49歳で逝去しました。