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【あらすじ】
🍂
十七歳の真沙は、家の意向で武士・松室昌蔵に嫁ぐが、若さゆえに夫の激しい愛情や生活に馴染めず、心が離れていく。
やがて昌蔵は家名再興のため不正に手を染め、姿を消してしまう。それから二十余年、真沙は江戸城奥に勤め、老女となって隠居生活を始めるが、そこで現れた一人の老僕・伊助に心を許していく。
やがて真沙は彼の正体にある疑念を抱くようになる──「伊助は、かつての夫・昌蔵なのでは?」。静かに過去と現在が交錯する。
【解説】
📝
『柘榴』は山本周五郎の円熟期の短編であり、若くして破綻した結婚と、年月を経てからの魂の再会を描く感動作。武士の矜持や封建制度下の夫婦観、そして女性の内面の成長と赦しが繊細に描かれている。柘榴の果実をめぐる象徴的なエピソードは、女の身体と愛情への視線を暗示し、物語の核心をなす。また、断定されないラストの余韻は、読者に静かな感動を残す。
【登場人物の一覧】
👥
・真沙(まさ)
主人公。十七で嫁ぎ、心を閉ざしたまま夫と別れるが、歳月を経て心の変化と再会を迎える。
・松室昌蔵(まつむろ・しょうぞう)
真沙の夫。家名再興に執着し、不正に手を染めて失踪。のちに別名「伊助」として登場する可能性。
・伊助(いすけ)
桃山で真沙に仕える老僕。正体は明かされないが、昌蔵と推察される。寡黙で誠実な人柄。
・戸沢数右衛門(とざわ・かずえもん)
真沙の縁談を取り持った中老。昌蔵の不正を知り、追手を出す。
・菊江(きくえ)
戸沢の末娘で、真沙の若い頃の友人。のちに真沙と再会し、晩年まで親交を続ける。
・小間使い・下女・金造など
桃山での真沙の隠居生活を支える人々。
■用語集
癇癖……カンペキ・怒りっぽい性質
葉鶏頭……ハゲイトウ・ヒユ科の一年草
齟齬……ソゴ・物事がうまくかみ合わないこと
果皮……カヒ・果実の皮
嫌厭……ケンエン・嫌っていやがること
追捕……ツイブ・犯罪者などを追いかけ捕らえること
菜銀……サイギン・おかず代
別墅……ベッショ・別荘
節調……セッチョウ・節回し
招宴……ショウエン・宴会に招くこと
■この動画の目次
0:00 柘榴 一
7:26 柘榴 二
14:23 柘榴 三
21:59 柘榴 四
29:00 柘榴 五
35:54 柘榴 六
#山本周五郎 #朗読 #小説
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