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白居易39歳の詩。
※元九:元稹(げんしん)
元一族の9番目の子
白居易の終生の友人
※『源氏物語』「須磨」
月のいとはなやかにさし出でたるに、今こ宵は十五夜なりけりとおぼし出でて、殿上の御遊び恋しく、ところどころながめ給たまふらむかしと思ひやり給ふにつけても、月の顔のみまもられ給ふ。「二千里外故人心」と誦じ給へる、例の涙もとどめられず。入道の宮の、「霧や隔つる。」とのたまはせしほど、言はむ方なく恋しく、折々のこと思ひ出で給ふに、よよと泣かれ給ふ。「夜更ふけ侍はべりぬ。」と聞こゆれど、なほ入り給はず。
見るほどぞしばし慰むめぐりあはむ
月の都ははるかなれども
白 居易
大暦7年1月20日(772年2月28日)
- 会昌6年8月14日(846年9月8日))
唐代中期の漢詩人。字は楽天。