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久生十蘭『金狼』(全5回)
『金狼』
「新青年」1936年7-11月号
※前回の話
乾のもとに3人の来客がある。一人目は琉球言葉を使う十八、九の鶴(チル)という娘、乾の手先か。二人目は古田。乾の密告により取り調べを受け、その影響で自身は職を失い、妹は嫁ぎ先を離縁され、母親は自殺(未遂?)その恨みを晴らしにやってきた。三人目は西貝記者、乾から借銭するもよう。誰が糸満を殺したのかは依然としてわからない。一方、久我と葵は神戸に滞在していたが、久我の不審な動きに葵の不信感は募るのだった。
《おわび》
今回の登場人物の「朱砂ハナ」の読み方が誤っていました。正しくは「シュスナ・ハナ」です。第一話(②)那須記者の話の中に登場しています。
久生 十蘭
1902年4月6日 -
1957年10月6日