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Harugoro Shichimi

【長編朗読まとめ】銭形平次捕物控 お転婆娘 野村胡堂  ナレーター七味春五郎 発行元丸竹書房

Last updated 2025-03-15 22:00:22

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先代から付きあいのある呉服・巴屋—— 平次のお使いで、暑中見舞いを届けた八五郎は、二十歳娘のお蓮の奇行にすっかり肝を潰して平次に報告にくる 笑って聞き流した平次だが、主人の八右衛門は毒殺されてしまい—— ■お転婆娘は、 昭和30年に報知新聞に連載されました。シリーズとしては、347作目に当たります。 ■登場人物と人間関係 1. 八右衛門(やえもん) 役割 ・巴屋(呉服屋)の主人。物語の冒頭で毒殺される。 ・巴屋の衰退を招いた無能な経営者として、家族や奉公人の間で不満の対象になっている。 人間関係 お粂(おくめ)(義母):八右衛門を冷たい目で見ており、家族間の確執を象徴する存在。中風で動けないが、鋭い観察眼を持つ。 お春(おはる)(妻):表面上は夫婦関係を保っているが、実際は不仲で、頻繁に喧嘩があった。 お蓮(おれん)(姪):お転婆で自由奔放な性格。八右衛門の死後、犯人探しに積極的に協力する。 清次郎(せいじろう)(甥):八右衛門の跡継ぎ候補だが、巴屋の財産を狙っている可能性がある。 勇七(ゆうしち)(従弟):清次郎を疑いながらも、自らの立場を守ろうとする。 奉公人たち:巴屋の運営を支えているが、主人の死で立場が揺らいでいる。 2. お粂(おくめ) 役割 八右衛門の義母。中風で動けないが、家中の事情に通じている。 事件に関する証言者として、平次の推理に重要な手がかりを与える。 人間関係 八右衛門:義理の息子だが、経営の失敗や無責任さを軽蔑している。 お春:嫁として冷たく接し、内心では軽蔑している。 お蓮:行動力のあるお蓮に対して期待を寄せているが、その自由さに困惑する場面も。 3. お蓮(おれん) 役割 巴屋の姪で、美しくお転婆な性格。事件の重要な証人であり、物語を動かすキーパーソン。 人間関係 八右衛門:伯父であるが、特別な感情はない。家中の争いごとに巻き込まれる。 お粂:義理の祖母的な存在。彼女の鋭い観察眼に信頼を寄せている。 お春:お蓮にとっての義理の叔母だが、微妙な関係性。 八五郎:平次の使いの八五郎と軽い言葉の応酬を交わすが、事件後に彼の信頼を得る。 平次:平次に対して協力的で、彼の推理を支える証言を提供する。 4. お春(おはる) 役割 八右衛門の妻。表面的には従順な妻を装うが、内心では夫に不満を募らせている。 人間関係 八右衛門:夫婦関係は悪化しており、夫の死で一部では解放感を感じているような描写がある。 お蓮:小姑(こじゅうとめ)のような立場で、姪の自由奔放さを快く思っていない。 奉公人たち:家事や薬湯の管理を指示する立場だが、彼女の態度に不満を抱く者もいる。 5. 清次郎(せいじろう) 役割 八右衛門の甥で、跡継ぎの最有力候補。しかし、財産目当ての行動が疑われる。 人間関係 八右衛門:叔父の死で巴屋の後継ぎになる可能性が高まるが、彼に直接の恩情はない。 勇七:従弟でありライバル関係。勇七から嫉妬と疑念を抱かれている。 お節(おせつ):若い娘で、彼女に近づくことで跡継ぎの正当性を固めようとしている。 6. 勇七(ゆうしち) 役割 八右衛門の従弟で、清次郎と同じく巴屋の財産に関心を持つ。 人間関係 清次郎:直接的なライバル関係で、清次郎の行動を鋭く監視している。 八右衛門:従兄弟として表面上は敬意を払うが、心中では疎ましく思っている。 7. 平次(へいじ) 役割 主人公であり、事件の真相を追求する名探偵。冷静な推理力で複雑な人間関係を解きほぐす。 人間関係 八五郎:信頼できる相棒であり、物語の聞き手役でもある。 お蓮:事件の重要な証人として彼女に協力を依頼し、信頼関係を築く。 お粂:彼女の証言を重視し、事件解決の糸口を掴む。 巴屋の家族・奉公人たち:それぞれの証言を冷静に分析し、犯人を絞り込む。 8. 八五郎(はちごろう) 役割 平次の使いで、事件の重要な場面に登場。平次の助手として捜査をサポートする。 人間関係 平次:絶対的な信頼を寄せており、事件解決に尽力する。 お蓮:お転婆な彼女に驚かされつつも、親しみやすい関係を築く。 ■用語集 **追羽子(おいはご)** 羽子板を使って羽根を打ち合う遊び。特に正月に行われる伝統的な遊びで、無病息災を願う意味も込められている。 **川施餓鬼(かわせがき)** 川辺で行われる施餓鬼供養のこと。水中の餓鬼や霊を供養する仏教行事で、特に夏に行われることが多い。 **白桔梗(しろききょう)** 白い花を咲かせる桔梗のこと。桔梗は秋の七草の一つで、白桔梗は清楚で上品な印象を持つ。 **大黄(だいおう)** 薬草の一種で、下剤として用いられることが多い。根が薬用に使われ、漢方薬の材料として知られる。 **白鼠(しろねずみ)** 白いネズミ。稀少な存在として縁起物とされることもあり、神話や物語で神聖視される場合がある。 **斑猫(はんみょう)** 昆虫の一種。鮮やかな斑紋を持つ甲虫で、「道教え」という俗名でも知られる。歩いては止まりを繰り返す様子が特徴。 **鴆毒(ちんどく)** 鴆(ちん)という鳥の羽毛や体液から取られる毒。古代中国で毒殺に使われたとされる伝説的な猛毒。 **本屋(ほんや)** 1. 書籍を販売する店。 2. 江戸時代には出版社や印刷業者を指すこともあった。 **浸潤(しんじゅん)** 液体が物にしみ込むこと。転じて、思想や影響が徐々に広がっていく様子を指す場合もある。