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山本周五郎の名作短編「人情裏長屋」
以前放送したAudioBookに、主題歌とBGMをつけたライブ放送を企画しております。
以前の放映
https://youtu.be/qjmFbiqXIA0
巻末と巻頭に主題歌。
作詞 七味春五郎
[Verse]
途方に暮れた孤独な夜
君を抱いて歩いた河岸っ縁
暗い長屋の奥
むずかる声がまだ聞こえる
酒を飲んでも
蕎麦を売っても
癒やされることなんてない
君がいなくなったから
[Pre-Chorus]
君の泣き声
笑った声
涙
着物を汚したこと
ぐずったこと
ぬくもりのこと
そばにいてくれれば
何でもよかった
まさかいなくなろうとは
[Chorus]
君は枯れた心に風を入れた
慈愛という雨だった
壊れかけた心のかけらを
一緒に拾って歩いたみたい
僕は弱い人間で
過去にとらわれて
下ばかり見ていた
強い自分は偽りだった
[Verse]
僕は誰も助けてなかった
自分すら救えてなかった
人生に拗ねていただけで
自分に向き合わず
寄り道ばかり
[Pre-Chorus]
出会いは突然で
止める手立てはない
人生を吹き飛ばす嵐みたい
[Chorus]
君は
あまりにむちゃくちゃで
鈍天模様も
今では馬鹿らしい
[Chorus]
明かり一つないと思った道の上
暗くしていたのは自分の手だった
君は僕の手を払いのけた
[Verse]
嵐の中でも
虹は見つかる
足元は
花で一杯
水を与えなかったのは自分
君は待ちわびた雨だった
[Bridge]
痛みが力に変わろうとする
さあ歩けと君が言う
心の明かりを強くして
風が逆でも帆を張ろう
[Chorus]
人生は苦心惨憺するものだ
いつかは風を受けるときが来る
絶望の淵なんてないからだ
[Chorus]
思い通りにならないことばかり
そんな人生を
今は愛したい
[Bridge]
君が太陽みたいに
道を照らしてくれる
時間は戻せないが
新たな一歩が
自分を変える
砕けた心も
輝くしかない
君は希望のかたまりだから
未来への扉を開いて去った
[Chorus]
昨日の影を越えて行くには
大きな一歩が必要だ
ひとりぼっちの闘いは
もうお開きにしよう
[Bridge]
つまずき 転び
前を向こう
希望はきっと前方にしかない
[Chorus]
ふと空を見上げれば
いつだって君がいる
記憶の魔の手を逃れるために
前に進もう
[Outro]
新たな出会いと
嵐のために
今度は
この子を
抱いていくつもり