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「悪名を負う。それが、藩を救う唯一の道だった――」
山本周五郎が描く、史上最も孤独なヒーロー、原田甲斐。
時代小説の金字塔、山本周五郎の『樅ノ木は残った』。
物語が大きく動き出す「第二部」は、主人公・原田甲斐が、平穏な日常と愛する者たちを切り捨て、ひとり「修羅の道」へと足を踏み入れる、もっとも切なく、もっとも力強い章です。
「樅ノ木は残った』第二部「泥をかぶる勇気、孤独を選ぶ覚悟」
第二部のみどころ・・・ ✅柿崎道場の崩壊と新八の迷走
✅妻・律との離別 —— 究極の自己犠牲
✅蔵王の雪山、くびじろが象徴するもの
✅兵部への接近と「泥をかぶる」覚悟
【目次】
柿崎道場: 宮本新八の修行と柿崎六郎兵衛の冷酷な素顔、道場内の不和。
梅の茶屋: 元服した新八と彼を誘惑するおみや。柿崎と伊達兵部の繋がり。
断章(五): 江戸城での拝領物と、茂庭周防の辞任、原田甲斐の動向を巡る密談。
胡桃の花: 船岡に戻った甲斐。母・津多女との対話と、妻・律との哀しい離別。
蔵王: 帰国した茂庭周防との再会。藩内の対立構造(六ヵ条)の表面化。
くびじろ: 雪山での大鹿「くびじろ」との死闘。負傷した甲斐を助ける宇乃。
断章(六): 茂庭佐月の死と、甲斐の縁談、伊達安芸と寺池の境界争い。
青根秋色: 孤独な巨星、青根に憩う —— 宇乃の祈りと、若き忠義の暴走
ささやき: 「ささやき」に隠された、伊達藩を壊滅させる驚愕の計画
片羽鳥: 泥まみれの官能。隅田川の堤で繰り広げられる愛憎の修羅場
断章7: ついに判明!伊達藩壊滅を狙う幕府の「真の黒幕」とは
手裏のもの:「懐に隠した刃。甲斐と雅楽頭、火花散る心理戦の果てに
山彦: ついに繋がった線!徳川幕府が伊達家を滅ぼそうとする本当の理由
⏬目次
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00:00:00 - イントロ
00:00:15 - 柿崎道場
00:30:03 - 梅の茶屋
01:05:25 - 断章(五)
01:18:02 - 胡桃の花
01:45:43 - 蔵王
02:39:54 - くびじろ
02:26:21 - 断章(六)
03:18:16 - 青根秋色
03:29:17 - ささやき
04:03:24 - 片羽鳥
04:31:20 - 断章7
04:59:17 - 手裏のもの
05:25:46 - 山彦
10:24:43 - エンディング
『樅ノ木は残った』第二部:要点のまとめ
1. 宮本新八の変質と「柿崎道場」の闇
堕落と自己嫌悪: 江戸で柿崎六郎兵衛の監視下に置かれた新八は、柿崎の妹・おみやとの情事から抜け出せず、酒と女に溺れる日々を送ります。かつての純粋さは失われ、自分が柿崎の野心(一ノ関兵部への協力)の駒に過ぎないことに絶望し、自棄的になっていきます。
復讐の連鎖: 柿崎に腕を折られた石川兵庫介が再登場し、復讐の鬼と化しておみやを襲います。この事件を通じて、新八の周囲に渦巻く人間たちの醜い欲望が浮き彫りになります。
2. 原田甲斐の「修羅の道」への踏み出し
愛する者との訣別: 甲斐は、自らが「兵部の側近=藩の裏切り者」を演じ、内部から陰謀を阻止する道を選びます。そのために愛する妻・律と離縁し、信頼する親友・茂庭周防や伊達安芸ともあえて疎遠になるという、徹底した**「孤独な偽装」**を完遂します。
くびじろとの死闘: 雪山で大鹿「くびじろ」に角で突かれ重傷を負う事件は、甲斐が背負う「老いた藩の運命」と「命懸けの戦い」を象徴しています。ここで宇乃に救われたことで、甲斐にとって宇乃は単なる被保護者を超えた、魂の救いとなります。
3. 国家規模の陰謀の露呈
酒井雅楽頭との対峙: 甲斐は幕府の最高権力者・酒井雅楽頭と面会し、あえて屈辱的な扱いを受けます。しかし、投げつけられた盃を拾いながら、雅楽頭の反応から敵の「真の狙い」を探る、驚異的な精神力を見せます。
松平信綱の遺志: 第二部の終盤、甲斐は驚愕の事実に到達します。伊達藩をめぐる紛争は、単なる兵部の野心ではなく、亡き老中・松平信綱が遺した「外様大名解体」という幕府の国策であったということです。相手が国家そのものであると知った甲斐は、誰にも理解されないまま、一人でその巨大なうねりに立ち向かう覚悟を固めます。
4. 次世代への継承と苦渋の決別
丹三郎の志願: 宇乃を愛し、甲斐を敬愛する若者・塩沢丹三郎が、藩主の毒見役(鬼役)を志願します。甲斐は彼を死なせたくないと思いながらも、彼の覚悟を認め、あえて主従の縁を切って過酷な役目へと送り出します。
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