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明治の時代、日本橋・人形町で起こった不可解な密室殺人事件──
坂口安吾による名作『明治開化 安吾捕物』シリーズの第二話、「密室大犯罪」
■あらすじ解説
明治時代の東京、人形町の小間物屋「川木」で発生した不可解な殺人事件。店の主人・藤兵衛が、内側から掛け金がかけられた密室の土蔵で殺されていた。外部から侵入した形跡はなく、犯人がどのように消えたのかは謎に包まれていた。
探偵・結城新十郎は、剣術使いの泉山虎之介と、通人の花廼屋因果を伴い、事件の調査に乗り出す。藤兵衛の妾・お槙と甥の芳男は、事件直前に藤兵衛から絶縁を言い渡されており、さらに前の番頭・加助が密かに呼び戻されていたことも判明する。金庫は無事なままだが、藤兵衛の手元には甥・芳男の煙草入れが残されていた。
密室の謎、藤兵衛を取り巻く複雑な人間関係、浮かび上がる殺人の動機――。そして、明らかになる驚愕の真相。
巧妙に仕組まれた計画は、一体誰によって、何のために実行されたのか?
結城新十郎の鋭い推理が、闇に隠された真実を暴く!
■登場人物一覧
主要人物
結城新十郎(ゆうき しんじゅうろう)
名探偵。冷静沈着な推理力で数々の事件を解決してきた。
泉山虎之介(いずみやま とらのすけ)
剣術の達人であり、新十郎の相棒。直情的な性格だが、正義感が強い。
花廼屋因果(はなのや いんが)
通人であり、情報収集に長けた人物。皮肉屋でありながらも頼れる存在。
事件関係者
藤兵衛(とうべえ)
小間物屋「川木」の主人。独自の経営方針で店を繁盛させたが、密室の土蔵で殺害される。
お槙(おまき)
藤兵衛の妾で、かつて柳橋の芸者だった美女。藤兵衛から三行り半(離縁状)を突きつけられたばかり。
芳男(よしお)
藤兵衛の甥。川木の後継者と目されていたが、お槙との関係を疑われ、勘当される。
修作(しゅうさく)
川木の現役番頭。野心家で、藤兵衛から厳しく叱責されていた。
加助(かすけ)
川木の元番頭。藤兵衛から解雇されていたが、事件の直前に呼び戻されていた。
おしの
川木の女中。事件発覚時に最初に異変に気づく。
古田鹿蔵(ふるた しかぞう)
巡査。新十郎らの捜査に同行する。
密室の謎と入り組んだ人間模様が交錯する、緊迫のミステリーをお楽しみください!
明治18~19年ごろ(1885~1886年頃)の日本を舞台にしており、文明開化の時代における政治的駆け引きが絡む推理小説
🕵️♂️ 事件の概要 人形町の小間物屋「川木」の主人・藤兵衛が、密室状態の土蔵で殺害された。
背後から脇差で刺されたにも関わらず、戸には内側からカギが掛かっていた。
外部から逃げることは不可能……果たして犯人はどのようにして消えたのか?
🔍 探偵・結城新十郎の推理 本作では、新十郎が事件を解決する過程が詳細に描かれています。
✔ 密室のトリックの解明
✔ 隠された動機
✔ 真犯人の策略
江戸から明治へと移り変わる時代を背景に、人間の欲望と策略が交錯する傑作ミステリーです。
📌 視聴ポイント 🎭 明治開化の時代背景と探偵術
📖 坂口安吾の独特な文体と緻密な構成
🧐 密室殺人の謎を解き明かす推理の妙
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#朗読 #坂口安吾 #推理小説 #ミステリー #時代劇 #探偵 #密室殺人 #安吾捕物
『明治開化 安吾捕物帖』は、坂口安吾による連作時代推理小説で、1950年から1952年にかけて『小説新潮』に連載されました。この作品は、これまでに以下のような映像化や漫画化が行われています。
🌠映像化作品:
テレビドラマ(1973年):『新十郎捕物帖・快刀乱麻』のタイトルで、朝日放送制作によりTBS系で放映されました。
テレビドラマ(2020年):『明治開化 新十郎探偵帖』として、NHK BSプレミアムの「BS時代劇」枠で放送されました。主演は福士蒼汰さんです。
テレビアニメ(2011年):『UN-GO』というタイトルで、フジテレビ系「ノイタミナ」枠にて放送されました。この作品は『明治開化 安吾捕物帖』を原案とし、舞台設定を近未来にするなど大幅なアレンジが加えられています。
🌠漫画化作品:
横山まさみち作画:「怪奇殺人事件狼殺し」や「赤罠」などが『週刊少年サンデー』に掲載されました。
『東京開化事件譚』:pikomaroさんが作画を担当し、原作の第1話「舞踏会殺人事件」を基にした作品です。集英社の「R30漫画賞」受賞者による特別読切として2020年に発表されました。
🌠作者
坂口安吾(さかぐち あんご)(1906年10月20日 - 1955年2月17日)は、日本の小説家・評論家で、戦後文学を代表する作家の一人です。本名は坂口 炳五(さかぐち へいご)。
1. 生涯と経歴
① 幼少期・青年期
1906年、新潟県新潟市に生まれる。
家は名家で、父・坂口謹一郎は衆議院議員、新潟市長も務めた人物。
旧制新潟高校から東京帝国大学文学部印度哲学科に進学するも、中退。
② 文壇デビュー
1931年頃から作家活動を本格化し、初期は探偵小説や歴史小説を執筆。
1936年、「風博士」などの前衛的な作品で文壇の注目を浴びる。
戦時中も執筆を続け、戦後の混乱の中で本格的に活躍。
③ 戦後文学の旗手
「堕落論」(1946年):戦後の価値観の転換を鋭く論じ、戦後文学の代表的評論となる。
「白痴」(1946年):「戦争によって崩壊する人間の姿」を描いた代表作。
「桜の森の満開の下」(1947年):幻想的な短編で、後に多くの映像・舞台作品の原作となる。
「明治開化 安吾捕物帖」(1948-1952年):江戸川乱歩や横溝正史とは異なる近代知識人探偵・結城新十郎を描いた異色の捕物帖シリーズ。
④ 晩年
人気作家となるも、私生活では酒と薬物に溺れ、健康を害する。
1955年、脳出血で急逝(享年48)。
2. 作風・特徴
✔ 「堕落論」などの評論
→ 戦後の日本人に「堕落する自由」を訴え、戦争責任や伝統にとらわれない新しい生き方を提唱。
✔ 「白痴」「桜の森の満開の下」などの小説
→ 人間の狂気や暴力性を描きながらも、幻想的・哲学的な深みを持つ。
✔ 「安吾捕物帖」シリーズ
→ 探偵小説でありながら、歴史的・社会的な背景を重視し、探偵の推理以上に「時代の空気」を描くことに重点を置く。
✔ 「歴史もの」(「信長」「二流の人」など)
→ 織田信長、明智光秀、坂本龍馬などの歴史人物を、独自の解釈で描いた作品群。
3. 坂口安吾の影響・評価
**「無頼派」**の代表格(太宰治・織田作之助らと並び称される)。
村上春樹、宮崎駿、高橋源一郎など現代作家・クリエイターにも影響を与える。
**アニメ『UN-GO』**など、現代においても新解釈で作品が映像化されている。
4. 代表作
📖 小説
『白痴』(1946年)
『桜の森の満開の下』(1947年)
『明治開化 安吾捕物帖』(1948-1952年)
『信長』(1950年)
『二流の人』(1950年)
📝 評論
『堕落論』(1946年)
『日本文化私観』(1942年)
『教祖の文学』(1948年)
坂口安吾は、戦後日本の思想を大きく揺さぶった異才の作家であり、その影響は現代にまで続いています。
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