Google翻訳API Cloud Translation – Basic の簡単な使い方【コード9行で実装】

2021年6月20日

この記事では、Googleの翻訳API Cloud TranslationをPythonで使用し
英語を日本語に翻訳する方法を紹介しています。

今回は、ライブラリを使用せずにエンドポイントに直接リクエストして使用する方法です。

Google翻訳API Cloud Translation – Basic の簡単な使い方

完成イメージ

コード全容

import json
import requests

#(1) リクエスト先URLの設定
url = "https://www.googleapis.com/language/translate/v2"
key = "*********"

#(2) 翻訳元先言語の設定
source = "en"
target = "ja"

#(3) 翻訳文章の設定
q = "Flipkart Is in Talks to Raise $3 Billion From SoftBank, Sovereign Wealth Funds"

#(4) リクエスト
request = url + "?" + "key=" + key + "&" + "target=" + target + "&" + "source=" + source + "&" + "q=" + q;
response = requests.get(request)

#(5) リクエスト結果の抽出
text = json.loads(response.text)["data"]["translations"][0]["translatedText"]
print(text)

コード解説

(1) リクエスト先の設定について

#(1) リクエスト先URLの設定
url = "https://www.googleapis.com/language/translate/v2"
key = "*********"

(1)で、「url」に「Cloud Translation」のテキスト翻訳のリクエスト先URLを指定します。

参考(公式):https://cloud.google.com/translate/docs/basic/translating-text?hl=ja

key では、「Cloud Translation」を使用するためのAPIキーを指定します。
APIキーを発行するためには、Google Cloudのアカウントが必要になりますので
よければ、下記の記事を参考にしてみてください。

(2) 翻訳設定について

#(2) 翻訳元先言語の設定
source = "en"
target = "ja"

(2)で、翻訳元(source)の言語と翻訳先(targetに)の言語を指定します。

enja
英語日本語

(3) 翻訳したい文章を設定

#(3) 翻訳文章の設定
q = "Flipkart Is in Talks to Raise $3 Billion From SoftBank, Sovereign Wealth Funds"

(3)翻訳したい原文を変数qに設定します。

(4) Google API エンドポイントへリクエスト

#(4) リクエスト
request = url + "?" + "key=" + key + "&" + "target=" + target + "&" + "source=" + source + "&" + "q=" + q;
response = requests.get(request)

(4)上記(1)~(3)で設定した内容を組み合わせて、リクエスト用のURLを作成しリクエストします。

リクエストが成功すると、response の中にリクエストの結果が取得されます。

(5) リクエスト結果の抽出

#(5) リクエスト結果の抽出
text = json.loads(response.text)["data"]["translations"][0]["translatedText"]
print(text)

(5)リクエストの結果をtext変数に取得し、printでコンソールに表示します。
response.text の中の必要な部分だけを抽出するために、json.loadsを使用しています。
[“data"][“translations"][0][“translatedText"] の部分で、抽出対象を絞っています。

以上になります。
ここまで、見ていただきありがとうございました。

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